「認知症」にやさしい地域をつくろう!地域ケア圏域会議

地域ケア会議を開きました!
地域ケア会議とは、地域包括支援センターの主要業務のひとつで、
地域ケア「個別」会議と、地域ケア「圏域」会議の2種類があります。
- 個別会議は、地域住民が困っていたり、ケアマネジャーやサービス事業者が課題解決が難しいと思っているケースをテーマに話し合う会議です。
- 圏域会議は、個別会議からみえてきた、地域の課題を取り上げて話し合う会議です。
地域ケア会議の結果は、報告書のかたちで、川崎区、川崎市にも共有され、市政の参考にされます。
恒春園地域包括支援センターでも、毎年開催しています。
ケアマネジャーと民生委員で地域を語れば・・・
令和6年度は、3月10日(月)、区役所12階会議室で開催しました。
今年度のテーマは「ケアマネジャー、民生委員で地域を語ろう~地域包括ケアって何?」。
令和5~6年にかけて、民生委員ー包括ーケアマネジャーが連携して取り組んだケースを集め、皆で分析・共有しました。
特に意識せずにケースを選んだつもりですが、共通して出てきたキーワードは「認知症」。
うすうす感じていましたが、やはり、この地域で一番の課題は「認知症」だったようです。
日頃の関わりがパワーになる!
認知症のご相談をうけ、せっかく訪問しても、
- 「私は物忘れなんかしていない!」(今日のお約束、忘れてましたよね?)
- 「何にも困っていない!」(ご家族がお困りのようですが・・・)
- 「施設に入れるつもりか?!」(違うんです・・)
と、扉をバタン!
とかく当事者に受け入れていただくのが困難なことが多いですが、
日頃からみまもってくださってる民生委員がチームに加わって、大きな効果を生むことが、
今回の会議を通じてわかりました。
たとえば、
- 「包括の人は怪しくないよ」と口添えしてくれる
- 変化があったら連絡してくれる
- デイサービスやヘルパーさんが来る日に、声をかけてくれる
などなど、パワーを発揮してくださっています。
たくさんの発見を経て、参加された皆さんが笑顔で帰られたのが何よりの成果でした。
認知症になっても暮らし続けられる地域、さらに安心して認知症になれる地域をめざして
今後も連携していきましょう!